Mission Statement

  • デジタル化多メディア時代の到来
    • より多くの映像作品を、より多くの人々に届けることが可能な、新しい時代になりました。私たち俳優の仕事の成果を皆さんに楽しんでいただく機会が増えることは、とても喜ばしいことです。
      すばらしい作品を、これからも末永く皆さんに届けていくために、今、私たちは、これから長きにわたって適用されうるような、バランスのある、演技という実演の利用についての新しいルールを、様々な関係者と意見を交換し合いながら作っていきたいと考えています。
  • 古いルール=いわゆる「ワンチャンス主義」
    • 現行著作権法では、映像作品として録音・録画された俳優の演技(実演)について、俳優の権利が一部制限されるとする考え方が採用されています。
      いわゆる「ワンチャンス主義」と呼ばれている考え方です。
      これは、昭和45年(1970年)に現行著作権法が制定された当時、便宜上使われ始めた言葉です。
      デジタルメディアが出現することなどは想像もできなかった時代に、もっぱら「劇場上映用映画」の映画館への流通を円滑にするという考え方に基づいています。したがって、ビデオ化等、制定当時は想定されていなかった放送番組の二次利用に適用されることを予定したものではありません。
      一部に、依然として、いわゆる「ワンチャンス主義」が、劇場用映画以外の映像作品にも広く適用されるべきだという主張がありますが、このような主張は、放送における映画的著作物の特別扱いを規定している現行法の趣旨や立法の背景を無視しているだけでなく、「古い時代」のルールを「新しい時代」に持ち込もうとするものであり、「新しい時代」にふさわしい考え方とは言えません。
  • 「新しい時代」には「新しいルールを」
    • 「たった一つの作品から、品質の低下もない無数のコピーが作られ、様々なメディアを通じて世界中に配布することが可能」というのが「新しい時代」です。
      旧来、いわゆる「ワンチャンス主義」の主張と並んで、私たち俳優等実演家について、その関係する者の数の多さから、ともすれば権利主張が流通を妨げているかのごとく喧伝されてきました。私たち俳優にとって、とても寂しいと同時に、非常に残念なことです。
      これまで、多くの立場の弱い俳優たちが、ちゃんとした契約も結べないまま、映画に出演せざるを得なかったという事実を見逃してはなりません。「ワンチャンス」どころか「ノーチャンス」の俳優たちが実はたくさんいるのです。
      権利主張が流通を妨げているのではありません。むしろ、ちゃんとした契約が、流通を促進するのではないでしょうか。
      「新しい時代」に向けて、すばらしい作品を長く届けることを可能にするために、私たち俳優は、次のような提案をし、行動を起こします。
  • 映像作品の流通の活発化と次世代の実演家のために新しいルール作り
    1. 二次利用を中心とした実演家の権利の集中管理体制の整備
    2. 映像作品の流通の活発化のために

    3. 公平公正な契約のための環境作り
    4. いわゆる「ワンチャンス主義」の法制または運用の見直しや、独占禁止法、下請法の活用等による不公正な契約の是正